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経会陰的アプローチを用いた低侵襲性前立腺癌摘除術(その3)

術後の経過

術後、回復室に一時的に入室しますが、麻酔から覚醒し、バイタルサインが安定すれば、自分の病室に戻ります。

術後疼痛:

術後疼痛管理は、患者様ご自身で疼痛時に痛み止めを静脈内に注入できるシステムを使用しています。また、硬膜外麻酔を用いることもあります。切開部の表面の痛みが数ヶ月続くこともまれにあります。

吐き気:

術後一過性の吐き気を催すことがありますが、制吐剤の投与が可能です。

尿道カテーテル:

術後尿道カテーテルを約一週間留置しますが、それより長く留置する場合もあります。

骨盤内のドレーン:

術中に留置されたドレーンは術後2日目に抜去されますが、尿道膀胱吻合部よりの尿漏が疑われる場合には、一週間ほど留置します。

食事:

たいていの患者さまは術後、小氷片や少量の飲水が可能です。翌日には飲水可能で、通常の食事がはじまります。食事が始まれば、静脈内投与のかわりに、経口にて鎮痛薬などの投薬が可能です。

倦怠感:

全身倦怠感は一般的で、1-2週で軽快します。

呼吸訓練:

簡単な器具を用いた呼吸訓練で、術後の肺炎の予防が可能です。術後の咳きや深呼吸が、無気肺や肺炎、その他の合併症の予防に有用です。

血栓症:

術後早期の起床、看護士や家族の助けで歩行を開始することが、血栓症の予防に重要です。臥床中は、下腿のストッキングと連続圧迫機を用いたマッサージが有用です。

入院期間:

約10日間です。

便秘:

術後一過性の便秘を生じることがありますが、下剤の服用で対処できます。

創部ケア:

退院後、手術創部より、浸出液を認める場合があります。浸出液は、透明の場合や、血液、膿状の場合があります。主治医に浸出液の性状と量を報告してください。

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