前立腺癌に対する放射線療法
放射線治療の利点は、手術と比較して出血や術後合併症のリスクが少なく、治療後のQOL が高いことが挙げられます。放射線治療の主な副作用として膀胱・直腸障害があります。
放射線療法の種類
a. 外照射
CT を用いて治療計画を行い、前立腺の存在する下腹部に放射線を照射します。分割照射法で、70Gy 以上の線量を前立腺部に照射しています。リニアックのほかに、三次元原体照射(3D-CRT)、IMRT(intensity modulated radiation therapy)など、有害事象を抑えつつ十分な線量を有効に投与するための様々な治療技術が開発されています。
当院は治療機器が最先端であるのに加え、漢方製剤を併用することで劇的に副作用が少なくなっています。高齢者の方にもQOLを保ちながら根治治療をお勧めしております。
b. 内照射(小線源療法)
前立腺組織へ放射性物質を直接埋め込む小線源療法(内照射療法)が行われるようになりました。これは会陰部から放射線線源粒子を数十本埋め込む方法です。
アメリカを中心に一時的に流行しましたが排尿障害が強いことから現在は減少しています。また放射線源粒子が他臓器へ迷入する副作用もあり、当院では行っておりません。
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堀江 重郎
井手 久満


