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表在性膀胱癌に対する治療


 初発膀胱癌の60-70%が表在性です。表在性膀胱癌で、癌が尿路上皮(pTa)にとどまり、完全切除で、なおかつlow grade であれば治療は完了しその後の再発予防にすすみます。しかし近年、Grade3( またはhigh grade)であったり、粘膜下層までの浸潤を認めるような膀胱癌(pT1)に対しては、初回TUR では、十分病態が把握出来ず、T2(筋層浅層浸潤)の見落としや残存腫瘍が有ることが認識され、最初のTUR-Bt の周囲および瘢痕底部を広くTUR-Bt すること(2nd TUR)が提案されるようになりました。EAU( European Association of Urology :欧州泌尿器科学会)ガイドラインでは、high grade Ta およびT1 膀胱癌に対して、手術後2-6週後に2nd TUR を推奨しており、NCCN ガイドラインでも、G3 T1 のうち、大きさ、部位、1st TUR で標本に筋組織が認められない、病期分類が不十分、リンパ管浸襲があるなどの条件で不完全切除を疑う場合は、2nd TUR を推奨するようになりました。また、2007 年、米国泌尿器科学会(AUA)の Bladder Cancer Guidelines Panel では、すべてのT1 膀胱癌に2ndTUR を標準と推奨しています。そういった経緯をふまえて、われわれもhigh grade Ta および全てのT1 症例に積極的に2nd TUR を行っています。現在までに1 例のみに2nd TUR でT1 腫瘍の残存を認めています。


 現在われわれの膀胱外来では約200 名の表在性膀胱癌患者様が、定期的に通院されています。60-70% と言われる再発をできるだけ早期に発見することを目的としています。

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